ハッサクさん、読みました! とてもしっかりとしたいい文章だと思います!
緻密な描写によって、鉛筆や密会を重ねたキャラクターへの愛もビシビシと伝わってきましたw
言葉の選び方も秀逸で、ハッサクならではの独特の世界が描かれています。とくに、
「武器も防具も持てない私は、野生動物が寝静まった深夜に美しい自然界を探索する」
この一文にシビれました!
文筆家としての大切な何かを間違いなくおもちですね。
大好きな鉛筆は使えませんが、ぜひ文章もたくさん書いてくださいw
https://docs.google.com/document/d/11CcHlfz3kfeE5hQKw1Jcj56RLOfwYz3SfG2mRjuNTgo/edit?usp=sharing
こちらに校正を入れてあります。細かなところはコメントをご覧ください。
今回は次の2点を提案させてください。
Aは慣れというか、チェックするポイントさえつかめばすぐに解消すると思います。
@は少し面倒ですが、ここをクリアすれば、ハッサクさんの文章はもっと元気に動き出してくれると思います。
よかったら参考にしてください!
@ 同じ語句をひとつの文章の中、もしくは近辺でかぶらせない工夫をしてみてください。
たとえば、この文章には「筆箱」が2回でてきます。
「小学生の頃、日曜日に筆箱の中の鉛筆をすべて削るのが習慣だった。月曜日の朝に筆箱を開けて、芯を尖らせた鉛筆達を見ると背筋が伸びる」
これを、最初の文で「鉛筆を削る」シーンを映し、次の文でカメラが「筆箱」に寄るカット割りにしてみます。
「小学生のころ、日曜日にすべての鉛筆を削るのが習慣だった。月曜日の朝に筆箱を開けて、芯を尖らせた鉛筆たちを見るとスッと背筋が伸びる」
このほうが、月曜日の朝の「筆箱」がより愛おしく登場すると思うのですが、いかがでしょう?
細かな違いですが、同じ言葉を繰り返さないようにすると、このように物語が「展開」してくれます。
校正では、ほかにもいくつか「かぶり」を解消しています。よかったら参考にしてください。
A 主語と述語のマッチングを確認しましょう。
文章を書いていると、最初に頭に浮かぶ言い回しが、着地点とズレることがあります。読み直すときに「主語と述語がしっかりと呼応しているか?」をチェックしてみてください。
「鉛筆の優しい描き心地は、久しぶりに使うと暫くシャーペンには戻れなくなる」
※ 主語「書き心地は」 述語「戻れなくなる」
↓
「鉛筆の優しい描き心地をひさしぶりに味わうと、しばらくシャーペンには戻れなくなる」
※ 本当の主語は隠れた「私」ですね。
「私は生まれてからずっと姉と共同の部屋で」
※ 主語「私は」 述語「共同の部屋」
↓
「私の部屋は生まれてからずっと姉と共同で」
※ 主語を「部屋」にすればうまくつながります。
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