無

面白かったところ
・演出と人づくり

感情表現の演出が派手で主人公の感情変化を追いかけるのが楽しい作品でした。
冒頭で乙女チックな表情になって恋心が表現されているところや、主人公が旭くん全然話聞いてくれないとしょぼくれているところなど、感情の見せ方がすごく派手な点が面白かったです。
また、主人公のあすみも自分の思い込みで感情が浮き沈みしていて、キャラクターとしての面白さも感じました。
特に４P目で「危なかったぜ」と一人で焦って一人で納得している様子が人間味溢れていてとても面白かったです。
全体的に人間作りと感情演出が魅力で、作品内でのあすみの一人相撲感がすごく伝わってきました。
「人」を描くことはお上手だと感じたので物語としての完結性、読者へのウリを孕んだパッケージ力などがあると商業的な裾野は広がるのかなと思いました。