ハッサクさん、読みました! マジでびっくりしました! ものすごくよくなっていると思います。
おっしゃるとおり、古いお家とお父さんの描写が素晴らしい!
「築40年と古い我が家は、廊下を歩けば床がきしむ音がする。たてつけが悪くなっているのかドアは部屋によってはとても固く、力をこめて開け閉めしなくてはならないものもある」
「父親は隣のリビングで、深夜までテレビを見ながらお酒を呑むことが多かった。早く寝るように促されたことはなかったが、雰囲気で勉強していないことが分かるらしい」
最初の原稿は、ハッサクさんの心の中はよくわかりましたが、どんな場所にいるのか、どんな家族と暮らしているのかまでは見えませんでした。
この完成版にはそれがしっかりと描かれていますね!
その効果として、主役の鉛筆がまったく別の印象をもったと思います。古い家の木材と鉛筆の木がシンクロしています。
ハッサクさんは「邪魔されず」と書いていますが、その家族の温かさもやっぱり鉛筆と重なります。
ハッサクさんがシャーペンよりも鉛筆が好きな理由も、単に書き心地だけでないことがよーくわかりました!
改行を変えて、文章の見た目もよくなりましたね。
そして写真に添えられた最後の一行、
「肌触りの良い木目にプリントされた動物のイラストも可愛いのだ」
私はここが大好きです。大切に、たいせつに書いてきた文章に添えた、ご褒美のような言葉という感じがします。
この教室で、ハッサクさんの作品に出会えたことに感謝します。ありがとうございます!
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