あと、「赤毛のアン」のこのシーンが思い出深いです。↓

「そうでしょうね。二人のことが気がかりだけど、
さりとてせっかく開けた未来への希望を捨てたくはないし、
いいえ、本当はもっと積極的にあなたの道を進んで行きたいんでしょう?」

「ええ、そうなんです。だから辛いんです。」

「じゃあ辛いまま、レドモンドカレッジへ行くしかないんじゃないかしら?
いえね、アン。人間は苦しいからといって、悩みを切り捨てるわけにはいかないのよ。
それが人間の良心というものなの。

あなたがそういう悩みを抱えているのを、私はとてもうれしく思いますよ。
良い成績で大学へ入れたからといって、
得意になっているだけでは、人間としてダメですものね。
人生というものは割り切れなくていいのよ、アン。
いいえ、割り切れてしまってはならないの。」

(赤毛のアン第46章「マシュウの愛」より)


人間は人生の悩みを切り捨てるわけにはいかない、誰もがそうして抱えながら進んでいくもの。
むしろそれを切り捨ててしまってはならないし、それこそが人間の良心でもある。
あなたが悩んでいるのを嬉しく思う、とアンに語ったアラン夫人。
名劇屈指の名セリフだったなあ、と思います。



「良く考えてみて」って。
「中立っていうのはね」って。
「いい言葉なんだけど、核燃に関してはね、賛成と反対しかないんだよ」って。
「中立っていう人は賛成なんだよ」って。
「だって、反対って言わないし、行動もしないし、なーんにもしないでしょ」って。

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